

今回は、数秘術で取り扱うコア・ナンバーのうち「パーソナリティー・ナンバー(Personality Number)」についてご説明します♪
パーソナリティー・ナンバーは他者から持たれている印象や、外側に表れている表面的な人格を表します。ペルソナ(仮面)数とも呼ばれ、他者との関係の中で育まれていった社会的な仮面を示唆するナンバーです。前回ご説明した心の奥深くにある内面的な性格・欲求を表すソウル・ナンバーとは、表裏一体の関係にあります。他者からの印象ということは「私は他者や社会から何を期待されているか」とも言い換えることができ、社会での立ち位置や役割を知る手がかりになります。ただ、他のナンバーが表す自分の性質や本当に求めているものと、他者から抱かれる印象が違いすぎると葛藤を覚えるかもしれません。内側の自分と外側に表れている自分を、上手にバランスをとってあげる必要があります。
パーソナリティー・ナンバーは氏名をヘボン式ローマ字で表記し、子音(A、I、U、E、O以外)のみを使用して算出します。子音について『数秘術 内なる自分をひらく鍵』(ハンス・ディカズ,トム・モンテ,フォーテュナ,2022)という本には「母音はその人の優しい面、愛、思いやり、傷つきやすい部分などを表し、子音は傷つきやすい部分を守ろうとする特性を表す」(p120)とあり「パーソナリティー・ナンバーは、自分が外に向けて打ち出すものと、外から自分へ接触することを許すものの両方に対して、検閲装置として働くことが多い。自分が受け入れてもよいタイプの人や情報を、パーソナリティー・ナンバーという装置でふるいにかける」(p142)と書かれています。パーソナリティー・ナンバーは、ソウル・ナンバーが表す内側の自分を守るために、外側に向けて見せている自分といえます。
パーソナリティー・ナンバーの算出方法をご説明します。
氏名をヘボン式ローマ字で表記し、その中から子音(A、I、U、E、O以外)のみを各アルファベットに対応した数字に変換し、それらの数を全て足します。足した数の合計が1桁になるまで分解・加算を繰り返します。11、22、33はマスター・ナンバーなので、1桁にせずその数字をそのまま採用します。
(例)「佐藤 一郎」さんの場合
ICHIRO SATO
氏名の子音(A、I、U、E、O以外)のみを数字に変換します。
CHR ST
389 12
3+8+9+1+2=23
2+3=5 パーソナリティー・ナンバー=「5」
今回は、他者からの印象や外側に表れている人格を表すパーソナリティー・ナンバーについて書きました♪
※.数秘術は占いの一種です。ご自身がピンとこられる部分のみお受け取りください。トラブルや損害については責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。