
今回は数秘術における「6」の性質・意味をご説明します♪
1.キーワード
無条件の愛、母性、調和、奉仕、育成、完全、美、芸術、責任、正義、お節介、心配症
2.形・象徴

「6」の数字は「お腹に赤ちゃんが宿っている妊婦さん」を表すことから「愛」を象徴します。また六芒星は、上向きの三角形は男性あるいは火を、下向きの三角形は女性あるいは水を表すことから、相反する2極のエネルギーからなる「創造的エネルギーの完全な統合」を表します。このことから異なる物同士を上手く調和させる「バランス感覚」という性質に繋がり「6」は「中庸、ニュートラル」な数でもあります。また数学では「6」は最小の完全数(完全数とは、その数自身以外の約数の和がその数に等しくなるような自然数です。6=1+2+3)であり「完全」という性質があります。
自然界では雪の結晶、ハチの巣、カメの甲羅、昆虫の複眼など六角形のものが多く、六角形は効率がよく最も安定しているといわれています。これは「6」の性質である「バランスのとれた美しさ」に繋がるのかもしれません。
3.性質・役割
「6」は数の中で最も愛に溢れた数です。「愛情深く」献身的で、奉仕精神に溢れる母性的な愛です。「9」も「6」と同じように愛情深い性質がありますが「9」の性質は世の中の仕組みや世界平和といった方面に関心があり「6」の性質は家族や職場、地域社会といった、より身近な所属するコミュニティーに関心が向けられています。「6」には「家族」「育成」という性質があり、家庭では家族を大切にし、職場や地域社会では、人を教え導く力や面倒見の良さから「教育」「育成」「世話役」といった立場になることが多いです。また「正義感」や「責任感」も強いです。誰に対しても分け隔てなく接することができ、家族や集団の中で「バランス」をとる役割があります。
「完全」という性質は、何事にも理想と完璧を求めています。「美的・芸術的センス」があり、美しいものや環境を好みます。完璧主義が高じると、自分にも他者にもジャッジしたり批判的になったりするので、理想と現実の折り合いをつけ、不完全であることを受容する、不完全の中に調和や美しさがあることを理解することが大切です。
「愛情深く」「世話好き」な面が高じると、自分の価値観を押し付け、相手をかまいすぎてしまい「お節介」となります。相手を自分の思う通りにコントロールしようとして粘着質となり、共依存関係に陥ってしまうこともあるかもしれません。また、細やかな心配りができる性質は、いきすぎると「心配症」に繋がります。
「6」の性質がプラスに振れすぎると、愛や親切の押し売りとなって、ギブアンドテイクを求めるようになります。本来、無条件で奉仕の愛を持っている性質が、義務感から行ったり干渉的になったりします。「6」の性質がマイナスに振れすぎると、愛を出し惜しみするようになり「6」の性質の正義感や責任感とは反対に、無責任になります。
4.各ナンバーの説明
4.1 ライフ・パス・ナンバー(生年月日8桁)
人の「お世話」をしたり「育成」したりすることに縁があり、家庭、職業、ボランティアなどにおいて、奉仕の精神で思いやりを持って人々の役に立つことが多い人生を歩んでいかれます。「奉仕」「育成」「美」という性質から、教育、医療、福祉、音楽、美容などの分野に縁があり、指導や介助、美的感覚を通して、人々の心や体にアプローチをしていくことに資質があります。持ち前の「優しさ」や「献身的」な性質は、周りの人々へ癒しや温もりを与える存在になります。
4.2 バースデー・ナンバー(生年月日の日にち)
「面倒見の良さ」や「バランス力」が強みです。「6」は中庸・ニュートラルな数のため、誰に対しても分け隔てなく平等に接することができます。教育・医療・福祉といった職業に縁があり、「正義感」が強く「面倒見の良さ」から、人を思いやり支え、指導する資質があります。
4.3 チャレンジ・ナンバー(生年月日の月日)
「6」の「無償の愛」を学ぶことが目標・課題です。「家族」や身近なコミュニティーでの関係がテーマとなります。「6」の「奉仕」「育成」という性質のように、家族や職業・地域社会で関わる人に対して、見返りを求めずお世話をしたり指導したりすることを学んでいかれます。「無償の愛」とは損得勘定や義務感、別の期待感からではなく、心の中から自然と沸き上がってくる博愛的な愛情です。まずは自分自身を愛して満たしてから、それでも溢れ出るエネルギーで他者へ愛を表現することが学びです。
4.4 ディスティニー・ナンバー(氏名)
周囲の人々へ「奉仕」をして「6」の「美」「理想」「調和」の性質のように、人々をより良い方向へ導いていくことが使命・役割です。家族や仕事で関わる人に対してお世話や支援をすることで、見返りを求めずに愛情を注ぐことが役目です。
「完全」「正義感」という性質から、曲がったことや不正を見過ごすことができません。周りの人を守りたい想いが強いため、愛のある調和のとれた社会を「理想」に掲げて、不公平・不正は正すように働きかけ、人々が快適に暮らせるように利他の精神で人々の役に立つことが使命です。その中で得られる喜びや充実感がさらなる原動力に繋がります。
4.5 ソウル・ナンバー(氏名の母音)
「奉仕」の性質から、魂・心は「誰かの役に立ちたい」「愛する人を守りたい」と思っていて、喜んでもらえたり感謝されることに充実感を覚えます。「責任感」が強くテリトリー意識も強いため、家族やコミュニティーにいつも関心が向けられています。近しい関係のある人達と、美しく調和のとれた関係を築きたいと思っています。
4.6 パーソナリティー・ナンバー(氏名の子音)
「思いやり」があり「優しい」人だと、周りの人から思われています。聞き上手で親身になって接してくれるため、信頼できる人、安らぎを与えてくれる人だと思われています。
身近な関係であればあるほど、口出しや世話焼きが高じてしまうと干渉的と思われることがあるかもしれません。
4.7 マチュリティー・ナンバー(生年月日+氏名)
人生後半において、人々の役に立ち、教え導く存在になります。「愛情深く」「思いやり」に溢れているので、立場の弱い人や困っている人をはじめ人々へ働きかけ、カウンセラーやヒーラーといった役割を担うことがありそうです。
「美」「芸術的」なものに縁があります。音楽や美術といった芸術の分野や園芸などの才能があり、これらの方面から人々へ癒しや安らぎを与え、居心地の良い環境を提供していかれます。
5.気をつけたい一面・課題
「6」の「愛情深い」「面倒見がいい」性質から、良かれと思ってやったことがかえって相手に「お節介」に思われたり、相手の領域へ介入しすぎて、過干渉になってしまうことがあるかもしれません。相手の問題や責任は相手が第一に取り組むべきことだと思って、見守る姿勢や頼まれたときに手を差し伸べるといったフォローが望ましいでしょう。また、他者へ愛を注ぐことは得意ですが、自分のことを後回しにしたり犠牲にしすぎないように、自分自身をまず1番に愛し、自分に正直でいることが大切です。
「理想主義」「完璧主義」が高じると、自分の価値基準で他者をジャッジして批判的になったり、完璧さを求めすぎたりしてしまうかもしれません。自分に対してそれが向けば失望、苦悩、プレッシャーとなります。高い理想を持つことは素晴らしいことですが、不完全だと感じられるものの中に美しさを見出だし、あるがままの姿や現実を受容することで寛容さが増し、さらに多くのものを愛せるようになります。
ご自身や身近な人のコア・ナンバーの中に「6」がある方はいらっしゃいますか(^^)?「6」の人は家族思いで、家庭的な人が多いように思います(^^)
今回は数秘「6」についてご説明しました♪
※.数秘術は占いの一種です。ご自身がピンとこられる部分のみお受け取りください。トラブルや損害については責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。