2.5 日本十進分類法について(4)~第3次区分表(要目表)と第4次区分表(細目表)~


前回、日本十進分類法の第2次区分表(綱目表)についてご説明しました♪
今回は第3次区分表(要目表)と第4次区分表(細目表)についてご説明します。

第3次区分表は第2次区分表(綱目表)の100区分を、さらにそれぞれの区分において9区分+0総記の10区分された、合計1000区分からなる分類表です。
そして第4次区分表は第3次区分表までのように10区分する方法とは異なり、各区分において必要な項目が展開されます。

第3次区分表と第4次区分表の掲載につきましては、全体ではなく、必要に応じて部分的な掲載のみ許可を頂きました。ですのでここでは、法律の中の民法と、天文学の中の時法.暦学を例として、それぞれの第3次区分表と第4次区分表を掲載します。

【民法】
3    社会科学      (第1次区分、類目表)
32      法律      (第2次区分、綱目表)
324     民法      (第3次区分、要目表)
324.01       民法理論 (第4次区分、細目表)

324.9     外国の民法

【時法.暦学】
4   自然科学               (第1次区分、類目表)
44     天文学.宇宙科学          (第2次区分、綱目表)
449    時法.暦学            (第3次区分、要目表)
449.1    時刻測定.時差.天文時.太陽時 (第4次区分、細目表)

449.8    各国の暦

第3次区分となると、各分野において主要な分類項目が列挙され、第4次区分ではさらに専門的な項目が展開されています。

お探しの本が図書館のどの棚(どの分類)にあるかがわからない場合は、図書館に設置されているパソコンや図書館のホームページに掲載されているOPAC(オンライン所蔵目録)で検索されるのが1番早いかと思いますが、上位概念・下位概念(法律と民法の構造上の関係など)から検索するということも、一つの方法かなと思います(⁠^⁠^⁠)

生きていく中で、学業や職業で携わることのできる分野は限られてくると思うので、分類表を見て普段携わることのできない分野の専門用語に触れるだけでも、世界が少しずつ広がっていくように感じられます(^^)

ご参考になることがあれば幸いです☆

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